パライバトルマリンは、トルマリンの変種の一つで、ネオン感のあるブルー~グリーンのものを指します。

全般的に内包物(インクルージョン)やキズなどが多く、小粒で産出されることが多いです。

トルマリンの中では人気も高く、産出量が少ないことから希少価値高く扱われます。

色合いの他に銅の含有もパライバトルマリンと呼ばれる条件の一つとなっています。

トルマリンの鉱物情報は下記のとおりです。

英名 tourmaline
和名 電気石
分類 珪酸塩鉱物
結晶系 六方晶系(三方晶系)
モース硬度 7 - 7.5
比重 3.03 - 3.31 ※種類により大きく変動
屈折率 1.61 - 1.64 ※種類により変動
※化学組成は種類によって異なるため省略しています。

 

ネオン感のあるブルー~グリーン

ブラジル、ナイジェリア、モザンビーク

◇ブラジル産パライバトルマリン

・アフリカ産に比べ銅の含有量が多い
・色が比較的濃い
・インクルージョンが多い
・宝石品質で大粒のものが産出されにくい
・インクルージョンとして自然銅が含まれることがある


◇モザイビーク産パライバトルマリン

・ブラジル産に比べ銅の含有量は少ない
・薄い色合いのものが多い
・ブラジル産に比べると、インクルージョンが少なく透明度が高いものが多い
・サイズが大きいものが採れることもある

・ブルー味が強いもの
・色が濃く鮮やかなもの
・透明度が高いもの
・大きいもの
・カットが美しいもの

は高い評価を得ます。

上記の総合評価にて価格が決まります。

最近ではグリーン系のパライバトルマリンもコレクターを中心に人気が高まっていることから、価格も上がっています。

パライバトルマリンは、1987年にブラジルのパライバ州で発見されました。 1990年に行われたツーソンミネラルショーで初登場すると、たちまち話題にのぼり、会期中に価格が上昇していったといわれています。

珍しい色合いと日常的なジュエリーとしても楽しめる硬度があることから、今では不動の人気を誇ります。

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