ベニトアイト
ベニトアイトは、主にアメリカのサンベニト郡で産出されるといわれ、レッドベリル 、ロードクロサイトと並び「アメリカの三大希少石」としても知られています。
美しいブルーの印象が強いですが、カラーレス、ピンク、オレンジのものもあります。
ダイヤモンドと近い分散率をもつことから、カットによっては強い分散光を放ちます。
カラッツGemMagazine
「ベニトアイト」
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「ベニトアイト」
ベニトアイトは、明るいブルーの色合いと強い輝きが人気の宝石です。
産出地が限られており、希少価値の上昇とともに価格も高騰しているといわれています。
ベニトアイトの鉱物情報は以下のとおりです。
英名 | Benitoite(ベニトアイト) |
和名 | ベニト石 |
結晶系 | 六方晶系(三方晶系) |
化学組成式 | BaTiSi3O9 |
モース硬度 | 6.0 - 6.5 |
比重 | 3.64 - 3.68 |
屈折率 | 1.76 - 1.80 |
光沢 | ガラス光沢 |
ブルー、カラーレス、ピンク、オレンジ など
一般的に
●色が濃く鮮やかなもの
●インクルージョンやキズ・欠けのない、透明度が高いもの
●カットが美しいもの
●サイズが大きいもの
ほど、価値が上がるとされます。
サイズが大きいものが採れにくいことから、サイズによってはグッと価格が上がる傾向にあります。
宝石品質のベニトアイトが採れる主な産地は、アメリカのサンベニト郡です。
初めて産出された、アメリカのサンベニト郡に由来し、名付けられたといわれています。